副島整形外科

第12回 日本運動器理学療法学会学術大会で発表を行いました

令和6年9月14日・15日に神奈川県のパシフィコ横浜にて開催された『第12回 日本運動器理学療法学会学術大会』で、当院理学療法士の志波、牧野の2名が発表を行いました。

発表内容(題目)は

志波
『変形性股関節症患者の歩行時における胸部と骨盤の前額面での協調運動パターンの調査』 

牧野
『片側変形性膝関節症患者におけるVarus Thrustと足部内側縦アーチの関係』

という内容で発表を行いました。

志波
『疾患に伴う歩行特性を把握することは、理学療法を実施する上で非常に有用です。今回の発表では、変形性股関節症患者様を対象に協調運動パターンを評価した結果を報告しました。今後、骨形態との関連や運動が生じるタイミングなどの時系列データを加えることで、さらに意義のある研究になると感じています。本学会で得た経験を活かし、今後もより良い理学療法の提供に努めていきます。』

牧野
『本研究では、変形性膝関節症疾患者の特徴的な歩行パターンの1つであるVarus Thrustと足部内側縦アーチの関係を9軸慣性センサーと画像解析を使用して調査しました。その結果、Varus Thrustには、足部内側縦アーチの高さの指標であるArch Heght indexは関連せず、内側縦アーチの柔軟性の指標であるArch Stiffness Indexが関連することが明らかになりました。当院では、変形性膝関節症患者の方も多く来院されるため、この研究が日々の理学療法の一助になると幸いです。』

本学会では、多くの先生方にご意見をいただきました。本研究をさらにブラッシュアップし、日々の理学療法に役立つ研究を継続していきたいと思います。

 

当院では日々の臨床に加え、研究・学会発表等も行っています。研究で得られた知見を患者さんのお役にたてるように、これからもコツコツ頑張っていきたいと思います。