狐の嫁入り
佐賀県鹿島市にある祐徳稲荷神社で行われた「狐の嫁入り」に病院薬剤部・部長ご夫婦が新郎・新婦として参加されたので拝見しに行ってきました。「狐の嫁入り」は日本三大稲荷神社の1つである佐賀県鹿島市の祐徳稲荷神社にて行われ、ご縁を結ぶ新郎新婦が、門前街から境内まで「狐の嫁入り行列」として練り歩きます。
(ソエジマくん不在だったため、理学療法士の江藤がお届けさせて頂きます。)
この行事は、まるで神話の世界が現実に蘇ったかのような、不思議で幻想的な雰囲気に包まれていました。朱塗りの鮮やかな社殿を背景に、夕闇が迫る境内には、無数の灯籠がともされ、柔らかな光が静かに揺れ動いていました。その中を、白無垢姿の花嫁が、狐の面をつけた従者たちに導かれながら厳かに進む姿は、圧巻というほかありません。
雅楽の調べが響き渡る中、婚礼の儀式が粛々と執り行われ、見る人々をその神秘的な空間へと引き込んでいきます。花嫁の美しさと、狐面をつけた列の独特な姿は、現実と幻想の境界を溶かし、古来より語り継がれる狐と人間の物語を目の当たりにしているような気持ちにさせられました。人々が息を呑むように見守る中、儀式はゆっくりと進み、すべてが一つの調和の中に収まっていくようでした。
自然と文化、そして伝統が見事に融合したこの特別な光景に触れることで、日本の古き良き文化の深さを改めて感じると同時に、自分がその一部を共有できたことは大変感動的なこととなりました。日常を忘れ、心の奥底まで揺さぶられるような感動を味わえたのは、花嫁の神秘的な美しさと、祐徳稲荷神社という特別な場所だからこそだと思います。この体験は、一生心に残る貴重な思い出となりました。
薬剤部・部長、これからの毎日が笑顔と喜びに包まれ、穏やかで幸せな時間がたくさん訪れますように。心からお祝い申し上げます。この度はご結婚おめでとうございます!!!