副島整形外科

さが桜マラソンに挑戦  理学療法士・江藤

令和7年3月23日(日)に開催された『さが桜マラソン』に、副島整形外科スタッフ12名で参加(挑戦)してきました。この大会には約1万人のランナーが参加し、佐賀の街を駆け抜けました。

私にとって初めてのフルマラソン。完走を目標に、緊張と期待を胸に挑んだ42.195km。
当日の様子を振り返りながら、その感動と苦しみを理学療法士・江藤がお伝えしていこうと思います。

朝の佐賀市は快晴。会場に着くと、多くのランナーたちがウォーミングアップをしており、活気にあふれてお祭りという雰囲気でした。
参加したメンバーと軽くストレッチをしたり、写真を撮ったりしてスタートの列に並びます。「楽しんでいこう!」とお互いにエールを送り合い、いよいよスタート。
心拍数が少し上がっているのがわかる。緊張というより、お祭り的な雰囲気もあり、ワクワク感の方が強かったです。

号砲が鳴り、一斉にランナーが動き出しました。さあ人生初の42.195kmという未知への挑戦が始まりました。
最初の10kmは無理せず、呼吸を整えながら進むことを意識しました。沿道の応援が温かく、「頑張って!」の声に励まされます。一緒に参加したスタッフもこの時はまだカメラを向けると満面の笑みで応じてくれます。

SAGAアリーナ前を出発し、県庁をぐるっと回ってSAGAアリーナに戻ってきました。ここまでで約10km。気温がぐんぐん上がって日差しが強くなり、汗が噴き出すように流れます。10km走れたという気持ちより、まだ30kmもあるのか…と、正直かなり不安になりました。
暑さもあり、きつくなってきましたがカメラを向けるとスタッフはまだまだ元気に応じてくれます。

やっと中間点まで来ました。まだ脚は動くけど、かなり疲労が蓄積されてきました。あと20km…途中棄権という言葉が少し頭によぎり始めたところで、沿道でひときわ大きな声で声援を送ってくださる方が…
『理事長ーーーー!!!』
なんと、当院理事長が応援に駆けつけてくれてました!沈みかけた気持ちがグッと引き上げられました。

また自分がリハビリ担当させていただいている患者様も参加されていて、声をかけていただきました。

30km地点までやってきました。事前の練習では1度30kmを走っていたのですが、ここからは未知の世界。脚が重く前に出ない。あと10km。それだけを頭の中で繰り返しながらゴールを目指します。

40km地点。あと2km。でも、この2kmが果てしなく遠い。沿道の「あと少し!」「頑張れ!」の声援に背中を押してもらい、最後の気力を振り絞ります。

そしてついに残り1kmの看板が。

ついにゴール地点のSAGAスタジアムに戻ってきました。
ゴールゲートが見えた。その瞬間、それまでの苦しみも痛みも、すべてが遠のいていくようでした。

脚はすでに限界を超え、まるで鉛をまとったように重い。全身から噴き出す汗が、まるで己の苦悩の証のように滴ります。
しかし、不思議なことに、そのすべてが心地よくすら感じられました。
最後の力を振り絞り、腕を振る。重たい脚をもう一度だけ強く蹴り出す。

——そして、ついにフィニッシュラインを越えた。

あれほど欲しかったゴール。だが、それを手にした今、すぐには実感が湧かない。

「走り切った…」

それは言葉にならない感情でした。歓喜か、達成感か、それとも安堵か。
ただひとつ確かなのは、42.195kmという挑戦が、ここで終わったということ。

今回のレースを通して、フルマラソンの厳しさと達成感を味わいました。
特に30km以降の苦しみは想像以上でしたが、仲間や沿道の応援、そして「絶対に完走するんだ!」という気持ちが背中を押してくれました。

「また走りたいか?」と聞かれたら、今は「…(笑)」という気持ちですが、間違いなく人生の大きな挑戦のひとつになりました。

来年も走るかは分かりませんが、今回の経験を糧に、また新しい挑戦を見つけたいと思います!

今回のさが桜マラソンを無事に完走できたのは、自分の力だけではありません。
この素晴らしい大会を支えてくださった 運営スタッフの皆さん、ボランティアの皆さん、そして沿道で応援してくださった方々へ、心から感謝を伝えたいです。

大会を準備し、ランナーが安全に走れるように誘導し、エイドで水や補給食を渡してくれたボランティアの皆さん。道端で「頑張れ!」と力強い声をかけてくれた応援の方々。その言葉と笑顔に励まされました。

42.195kmという長い道のりの中で、何度も苦しくなりましたが、そのたびに 「走らせてもらっている」という感謝の気持ちが、自分を前へ進ませてくれました。

本当に、ありがとうございました。

また来年、この素晴らしい大会が開催され、多くのランナーが佐賀の街を駆け抜けることを願っています!