副島整形外科

『第6回 足の構造と機能研究会学術集会』で発表を行いました

令和7年6月7日(土)、8日(日)に東京都の順天堂大学・お茶の水センタービルにて開催された『第6回  足の構造と機能研究会学術集会』にて、当院理学療法士の溝田(病院科長)、西本(クリニック)がシンポジウム登壇、発表を行いました。

溝田
【(難治性疾患のReturn To Performance) 足関節果部骨折の機能障害・ADLの治療について】 シンポジウム

「今回は,順天堂大学・お茶の水センタービルにて行われた第6回足の構造と機能研究会学術集会のシンポジウムに登壇させて頂きました。スポーツにおけるReturn To Performanceというテーマのもと,活発な意見交換や討議が行われ非常に有意義な時間となりました。私自身は普段は急性期~回復期の症例を診させて頂くことが多く直接的にperformanceを改善するような治療を提供できている訳ではないため,今回はそのReturn To Performanceの礎となる,機能障害やADLの改善例について話題提供をさせて頂きました。全国の足・足部マニアの方々とも討議でき盛会でありました。また様々な施設の方と意見交換を通して,現状を振り返るいい機会となりました。
今後も継続的に活動し,当院で提供する医療の質の向上に繋がればと考えています。」

西本
【健常成人における荷重位背屈可動域とアーチ高・柔軟性の関係について】 発表

「十分な足関節背屈可動域は,歩行,階段,ランニングなどの日常生活活動およびスポーツ活動を遂行する上で重要であり,足関節周囲の外傷で制限されることが多いです。足関節背屈可動域を測定する際には,非荷重位のみではなく荷重位で測定することが重要であり,その荷重位背屈時には足部内側縦アーチの下降が関与することが考えられます。そこで,健常成人を対象に荷重位背屈可動域と足部内側縦アーチの高さおよび柔軟性との関係を明らかにすることを目的に研究を行いました。
結果としては,荷重位背屈時に足部内側縦アーチは座位・立位時に比べ低くなり柔軟性はある一定量必要なことが想定されましたが,弱い関係性であったことから,健常成人では必ずしも荷重位背屈可動域を制限する因子ではない可能性が示唆されました。
 今回得られた知見を日々の臨床に活かし,今後もより良い理学療法の提供が出来るように努めて参ります。また,本研究にご協力頂きました皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。」

今後も継続的に活動し,当院で提供する医療の質の向上に繋がればと考えています。

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